より高い報酬やキャリアアップを目指して転職する人が増えてきています。今までよりも良い待遇で働くことができる転職ですが、必ずしも良いことばかりではありません。
実は転職をした人のうちある一定の割合の人は「転職したことを後悔している」と回答したデータがあります。そこで今回は転職する前に絶対知っておきたいデータから見る転職の現実について紹介します。
転職後も同じ悩みを抱えている人が50%近く居る
2016年のリブセンスによる調査データを参照すると、転職をした後にも転職前と同じ悩みを抱えている人が半数近くいることがわかります。以下のデータをご覧ください。
【転職後に理想とのギャップを感じている人の割合】
- 労働環境の悩みでギャップを感じている人 57.6%
- 人間関係の悩みでギャップを感じている人 53.3%
- 待遇にギャップを感じている人 50.6%
- 仕事内容にギャップを感じている人 50.0%
(データ引用元:日経ウーマン掲載 リブセンスによる調査)
転職する前に抱えていた悩みは人それぞれですが、労働環境や人間関係、そして待遇や仕事内容に関する悩みは、転職後も解決できていない人が半分もいるのです。
つまり転職した人のうち2人に1人は、転職によって悩みが解決できていないことになります。転職をする際には十分な注意が必要です。
転職から2年以内では4人に1人が「後悔」と回答
さらに転職をした人のうち、転職から2年以内の人を対象に行われた調査では、4人に1人が「どちらかというと失敗した」または「失敗した」という回答しています。
【転職後2年以内のアンケートデータ】
- 「転職に成功した」16.4%
- 「どちらかというと成功した」57.4%
- 「どちらかというと失敗した」20.0%
- 「失敗した」6.1%
(データ引用元:日経ウーマン掲載 リブセンスによる調査)
転職に成功したとポジティブな回答をしている人は16.4%にとどまります。これは、 およそ6人に1人くらいの割合です。どちらかと言うと成功した人は一番多く57.4%となっています。
このデータでは転職した4人のうち3人の割合で転職に対してポジティブな回答をしています。しかし、転職者の半数が転職後にギャップを感じていることを考えると、転職は必ずしも良いことばかりではありません。
転職者の8.6%は再転職を検討
さらに転職者を対象に行なったアンケートのうち、8.6パーセントの人は再転職を検討しているというデータも存在します。
【転職者へのアンケート結果】
- 再就職を検討していると回答 8.6%
(データ引用元:日経ウーマン掲載 リブセンスによる調査)
割合としてはそれほど多くありませんが、転職をしても問題が解決せずさらに再転職をするという決断を下した人が10人に1人ぐらいはいる計算です。
転職を後悔した理由のトップは「人間関係」のギャップ
転職したことを後悔している人が何に対してギャップを感じているかというアンケートでは、以下のような結果が出ていました。
【転職後の後悔の理由】
- 人間関係のギャップ 53%
- 労働環境のギャップ 47%
- 待遇のギャップ 46%
- 仕事内容 41%
- 社風 40%
- やりがい 29%
- 評価体制 15%
- キャリアプラン 14%
- 会社業績 13%
(データ引用元:日経ウーマン掲載 リブセンスによる調査)
転職後の後悔の理由は人間関係や労働環境、そして待遇のギャップが多くなっています。就職後に転職を検討する際にはこれらの項目について念入りにチェックすることが大切です。
まとめ
今回は転職する前に知っておきたいデータから見る転職の現実について紹介しました。転職は必ずしもキャリアアップに繋がるとは限りません。理想としていた待遇や報酬、人間関係といったメリットが手に入らない可能性もあることに注意してください。
転職した後に後悔しないために、念入りに調査した上で転職先を決めるようにしましょう。





